学生時代最大の不覚

東京フィルのコンサートに学生割引があることを、今日の今日まで知らなかった。
だから今日、はじめて東フィルのコンサートへ行った。
1000円で最前列に座れた。この学生だけの特権を、今まで知らなかったなんて・・・後悔してもしきれない。

コンサートをたまにやっていることは知っていた。
けど、コンサート会場でもらうパンフレットの束には東フィルのチラシは含まれてないので、眼中に入っていなかった。
過去のラインナップを見ると、どれも聴きたい演目ばかりだった。

モーツァルト ピアノ協奏曲第23番
マーラー 交響曲第1番「巨人」

指揮:チョン・ミョンフン

彼のマーラーは、5番と9番を過去に聴いたことがあるのでどんな風に音楽を作ってゆくかは予想はついたが、やっぱりすごいと思った。
日本のオケで、これだけの演奏が聴けることは、めったにないだろう。
あいかわらず、旋律の歌わせかたがずば抜けてスゴイ。
特に、巨人の第4楽章の嵐の後の、切に希望を願うようなメロディ。あそこで、涙がボロボロ出た。
先週聴いた、読売日響とオルソップの演奏と比べ、同じ指揮者でこうも演奏が違うものかと思った。

痛快なまでに整理された音楽はすばらしいが、若干理が優っている気もした。
去年聞いた、シャイーとライプツィヒ・ゲヴァントハウスの巨人の演奏のほうが、よかった。