3度泣いた映画

3回見に行って、3度とも泣いた。人生最高の映画の1つ。

「幸せはシャンソニア劇場から」
Faubourg 36
監督 クリストフ・バラティエ
製作 ジャック・ペラン
ニコラ・モヴェルネ
脚本 クリストフ・バラティエ
ジュリアン・ラプノー
出演者 ジェラール・ジュニョ
音楽 ラインハルト・ワーグナー
撮影 トム・スターン
編集 イヴ・デシャン

歌がいい!メロディは1回見ただけでほとんど覚えて、道を歩きながら口ずさんでしまう。
設定がいい!パリの劇場は日本の寄席を連想させる。
哀愁がいい!不幸の中で、ちらちらと輝く幸福が感動を呼ぶ。ペーソスの中の笑い・・チャップリンの映画に似ている。
演出がいい!物語を進めるきっかけが言葉ではなく、動作で表現されている。
脚本がいい!幸福と不幸を見事に配置したり、音楽と物語で対立させたりして、練られている。


夕方は、読売日響のコンサートへ。
バーバー 交響曲第1番
マーラー 交響曲第1番
マリン・オルソップ

ダメだ。ほとんど感動しない。
指揮者も悪いが、自分も悪い。真剣に音楽に耳を傾けられなかった。集中力がなかった。
聞きながらほかのことを考えていたら、音楽の構造や流れを見失ってしまった。
バーバーは、生で聴くのは2回目だったが、やっぱりわからない。なにを表現しているのか、解釈できなかった。
マーラーのほうは、細部が荒っぽくて、つまらなかった。派手なドカチャカ。ラッパの音がスーッと伸びていて、これは聴いていて心地よかった。