うつも喜劇名詞じゃね?

今日は、11時半におき、1時半のゼミに出席という離れ業を行う。

そのあと、3時間くらい落語の練習をして、映画を見に行く。
「ロルナの祈り」  ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督
これは、いろいろと賞を取った作品らしい。
全く感動しなかった。手振れする、安っぽい映像が嫌いだった。
この作品の価値がわからない。批評を見ると、手放しにみんな褒めている。

わからない。

なにが、良い作品で、なにが悪い作品なのか?
なにが、その判断基準なのか?

わからない。

20年以上生きてきて、そんなことすら、わからない。

音楽だって、なにが名曲で、何がそうでないか、その基準を未だに持っていない。
ただただ、「なんとなく!」、いいわるいを判断するだけ。

なんと、低レベルなんだろう!

そのことに、今日初めて気づいた。
いや、今までどうして気づかなかったんだろうか?
自分は、何のために、音楽を聴いたり、映画を見たり、本を読んだりしてきたのだろうか?
そんなことすら、わからない!

今まで、コンサートだって映画だって、「ただ見ました」だけで、それ以上の感想はほとんどこのブログに書いてこなかった。
考えもしなかったのだ!
これからは、このブログに、もっともっと、批評を書いてゆこうと思った。



家に帰って、太宰治の「人間失格」を読んだ。
来週の月曜までに、これについてレポートを書かなければならない。
しかし、この人間失格、面白くない。
主人公は、たんなる精神病だし、彼よりも深い悩みを持つ人たちは、ブログ上にたくさんいるのだ。
彼には、認知療法が必要だと思った。思考が歪みすぎ。

第一、意味が解らない。
なんで、主人公は「人間、失格」と思うのか、そのいきさつがよくわからないのだ。
自分は、バカなのか?読解力がないのか?
いや、そうやって自己否定することが快楽だということを主張しているのか?
自己否定の快楽・・・・。

「廃人は、喜劇名詞だよ」

わからない、わからない・・・。