永遠に走り続ける

むなしい・・・・最近は、夜11時をすぎると、いつもポソッとつぶやく。

むなしい・・・・なにをやっても、むなしい・・・・。
ポカンと、心に穴が開いたような、一歩先に底なしの落とし穴があるような・・・。

今日は、それなりに充実していた。なのに、なぜ・・・。


今日は、早朝まで起きてて、テレビでTBS落語研究会を見た。
柳家喬太郎の「松竹梅」。大満足。
隠居の、冷めたツッコミの、絶妙な間が大好きだ。
ビデオに録画して、もう3回も見た。

それから11時半に起床して、13時から大学でTOEIC-IPテスト。
あと、1問のところで時間切れになった。
TOEICって、その日のコンディションに大きく依存するから、多分今日は過去の自分に勝てないと思う。
というか、テスト中、ずっとトイレに行くのを我慢してた。正直、苦しかった。


それから、映画館で「ディファイナンス」という映画を鑑賞。
これは、グーーーット。ただ、戦争映画なので、戦いのシーンが多く、何度も目を覆いたくなった。
フランス映画のほうがいい。
ストーリーは、ポーランドユダヤ人たちが、戦争終了まで森に隠れてゲリラ戦闘を繰り返しつつ、生きのびる話。実話らしい。ラストサムライを撮った監督の作品。エドワード・ズウィック監督。
思ったことは、男は勇気がなければダメだ。勇気と力があれば、女からモテるということ。
多分、映画監督は、まさかそんなことを訴えるためにこの映画をつくったわけはないけれど。

金原亭馬生の「らくだ」を聴く。
親の志ん生に語り口が似ている。テクニックというよりも、空気やフラで笑わせられる噺家だ。
しかも、志ん生はテキトーだけど、彼の場合、テキトーなフラを出しつつも、しっかりと作品を演じようという意志を感じられて、最近は志ん生よりも馬生のほうがお気に入りなのだ。

それから、ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集を何度も何度も、聴く。
諦念に満ちた、甘いメロディーを聞きながら、ベートーヴェンってこういう曲も書けたんだと、改めて驚く。
とくに、ピアノ・ソナタ第30番の第3楽章!!
この音楽に出会えたことが、今日一番の嬉しさだ。

身体を鍛えるために、今日もジョギングをした。とてもすがすがしい。
今の気温が、走るのにはもってこいだと思う。

人生も、このようにあれば。
ひたすら走る、そのプロセスを楽しめれば。

自分は今も、吐き出しそうな虚無感を感じている。
日記を書いて時間をつぶしたことへの、嫌悪感か?