大理石のように冷淡なこの日常


やっぱり、この世の中で本当に自分を支えてくれるものは、音楽以外にないと思う。
音楽は本当にすばらしい。そう思う。
大理石のように冷淡な日常にも、音楽によって命が宿る。
音楽を聴けば、気持ちが奮い立ち、明日もがんばろうという意欲が湧く。
たとえ毎日が虚無に包まれていても、音楽の中に真実がある。
「ああ、この瞬間」と思える一瞬があれば、オレはまだまだ頑張れる。
その一瞬、自分と音楽が共鳴し、輝く瞬間のために生きる。
このつまらない生を、つかの間の幸福で満たしてくれれば、それでいい。
悲惨と愚かさにまみれたこの世界で、このようなものを聴けるのならば、生に意味はある、と思い込むことが出来る。
そのような音楽との出会いを求めて、明日も生きてゆく。
音楽は、オレにとっては救いであり、宗教である。