嬉しいウソ

おじいちゃんは、なかなか死なない。
医者は毎日「あと24時間が山です」といい続けているが、明日も死ぬ気がしない。
今日は、輸血をはじめていた。これが、最後の手段らしい。どうか、血圧が上がりますように・・・。

看護婦さんが、おじいちゃんのうんこを平然と処理していて、それにびっくりした。
顔色一つ変えずに、慣れきって処理するその様に、感動すら覚えた。プロだ。

おじいちゃんは、大丈夫そうなので、志らくのピンへ向かう。
「代脈」
「疝気の虫」
「たまや」
今日は、医者をテーマにした話らしい。前回が死をテーマにしていたから、またまた偶然か?
今日の日記のテーマも、医者です。

代脈のまくらで、
「芝居にも映画にも小説にもならない物語、それが落語です」
にとても納得。

疝気の虫が強烈だった。今日は、最前列で見れたので、表情がよく見えた。
狂気の志らくの、面目躍如たる凄まじさだった気がする。
オチが「プヒャー」とかだった。わけわかんないし。

今日は、七夕ということで、病院の笹に、短冊を書いた。
「じじが、元気になりますように」